本から学ぶ暮らしの知恵と楽しみ方
家事やいつもの日課に行き詰まってしまったら、暮らしに関する本を開いてみませんか?
自分以外の人のルーティーンを覗いてみたり新しい要素や考え方を発見できたり。今回紹介する本は、飾らず無理のない、等身大の快適さを見つけるヒントになってくれるはずです。
ぜひ取り入れられそうな工夫やアイディアを探しながら、日々の暮らしと向き合ってみてください。
日々の負担を軽くしてくれる『アイディア』が詰まった本
毎日行わなければいけない料理や掃除。
まずは、そんな家事の負担を軽くしてくれるアイディアが詰まった本をご紹介します。「こんなやり方あったんだ!」と、目から鱗のアイディアにたくさん出会えますよ。
家事を楽しむための工夫を覗き見
■自分の機嫌は「家事」でとる|主婦の友社(編集)
日々を心地よく過ごすため、家事を楽しんでいる人気ブロガーさん達の実録集です。家事上手な人たちのルーティーンから、自分なりの“機嫌の取り方”のヒントが見つかるかもしれません。
主婦の友社さんにはYouTubeチャンネルもあるので、動画で見たい方はそちらを覗いてみるのも吉。
自分なりの快適さを探すヒントに◎
■「めんどう」を楽しむ 衣食住のレシピノート|美濃羽まゆみ
著者の美濃羽まゆみさんが、「めんどう」と一つずつ向き合うことで生まれた衣食住のヒントやコツをまとめたこちら。
しっかり合理性がある家事や自分ルールは、「時間に余裕が欲しい」と感じている方には参考になるものばかり。自分の好きなことに時間をかけたい人にもおすすめな内容です。
日々を肯定してくれる一冊
■一汁一菜でよいという提案|土井善晴
日本の家庭料理に革命をもたらした、土井善晴先生のベストセラーです。
「日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁で充分」。そんな提言の数々は、日々家族のために料理を作る女性の心を救ってくれます。読むことで、身体だけでなく心も健康になれる魔法の名著です。
試したくなる暮らしのアイディア満載!
■家事が好きになる暮らしの工夫 面倒くさがりでも、時間がなくてもできる|中山あいこ
シンプルで心地のよい暮らしを発信する人気ブログ『生活のメモ』でも知られている、山中あいこさんの著書です。
タイトルでも分かるように、家事におけるアイディアがたっぷり。きっと試したくなる工夫がいくつも見つかりますよ。
暮らしを楽しむ『マインド』を学べる本
暮らしの中に楽しみを見出すマインドが身に付けば、いつものちょっとした瞬間がもっとよりよいものになりそう。自分なりの“ちょうどいい幸せ”を見つける際のヒントになる本をご紹介します。
幸せの国デンマークから学ぶ、シンプルな幸せ
■ヒュッゲ365日「シンプルな幸せ」のつくり方|マイク・ヴァイキング
ヨーロッパから火がつき、現在各国で話題沸騰中となっているベストセラーです。『ヒュッゲ』とはデンマーク語で、『心地よさ・人とともにいるときに感じるぬくもり』という意味のある言葉。
税金がとても高く、冬は真っ暗、天気もほとんど曇りか雨…そんなデンマークがなぜ世界一幸せな国と呼ばれているのか?その秘密をそっと紐解ける一冊です。
小さな種まきでよりよい自分に出会う!
■明日へのたね蒔き|asako
人気ブロガー『hibi hibi』asakoさんによるライフスタイルエッセイです。気持ちよく、心地よく、清々しく過ごすために撒いている暮らしの“たね”をたくさん紹介しています。
毎日の積み重ねや頑張るためのちょっとしたご褒美。そんな明日を見据えた些細な種まきは、よりよい自分と出会う道標になってくれそうです*
“ちょうどいい”が見つかるスウェーデンの素朴な哲学
■LAGOM|ニキ・ブラントマーク(著)/稲垣みどり(訳)
スウェーデンのライフスタイルに息づく『ラーゴム』という概念。現地に渡った著者が、暮らしで感じた“穏やかな充実感”についてまとめた一冊です。
頑張りすぎない、持ちすぎない、捨てすぎない、程々に。そんな緩やかなルールが、暮らしに余裕や楽しさを与えてくれます。日々に追われ、自分のペースを忘れてしまったときは、ぜひ手に取ってみてください。
肩の力が抜ける、息抜きに読みたい本
忙しさや大変さばかりに意識が向くようになってしまったときは、一度ゆっくり深呼吸。肩の力が抜けるような優しい本を開いて、束の間の息抜きに役立ててみてください。
美味しいコーヒーが飲みたくなる*
■コーヒーの絵本|庄野雄治(著)/平澤まりこ(イラスト)
人気焙煎所・アアルトコーヒーの庄野雄治さんが、コーヒーの基本や入れ方をお話し仕立てて教えてくれる本書。平澤まりこさんのイラストも可愛らしく、気持ちがとてもほっこりとしますよ。
読み終えた後は、いつもより少しだけコーヒーにこだわりたくなるはず。もちろん、自宅で初めてコーヒーを淹れる方にもおすすめの一冊です。
眺めているだけで心が和むオールカラー
■日々が大切|大橋歩
家事も仕事も犬の散歩も、手間と工夫を惜しまない大橋歩さんの日常を綴ったエッセイです。可愛らしいイラストと少し捻くれつつも素直な言葉。読んでいるだけで心が和みます。
さらっと読める短編エッセイは、家事の合間やちょっとしたリラックスタイムにもぴったり◎
心を豊かにしてくれる優しい歳時記
■大切にしたい、にっぽんの暮らし。|さとうひろみ
暮らしが豊かになる知恵をはじめ、美しい四季とそれらを彩る行事など、日本には独自の風習や文化がたくさんありますよね。こちらは、そんな丁寧に楽しみたい日本の慣習を可愛らしく紹介した歳時記です。
伝統を守りながらも非常に親しみやすく解説してくれるので、ゆったりと肩の力を抜いて読むことができます。
日々に新鮮味を与えてくれる本
いつもの暮らしに新鮮味が欲しくなったら、日常とは少し離れた世界の文化を教えてくれる本がおすすめ。お気に入りの工夫やコツが見つかれば、それを自分の新習慣にするのもいいですね。
いつもの台所から世界旅行へ
■世界の台所探検 料理から暮らしと社会がみえる|岡根谷実里
“台所探検家”として世界各地のキッチンをめぐっている岡根谷実里さん。本書は、現地の人と一緒に料理や食事をして分かったリアルな暮らしと文化のストーリーを紹介した心躍る一冊です。
観光名所ではなく、その国に住む人々の“普通の暮らし”と、食習慣。たくさんの写真と共に紹介されるさまざまな文化に、各国の台所を旅するような気分になれますよ。
キッチンに少しだけフランスの風が吹く!
■ちょっとフレンチなおうち仕事|タサン志麻
伝説の家政婦と呼ばれる、志麻さんのおうち仕事のノウハウをまとめたこちら。小さなキッチンでの料理風景や調理道具に加え、シンプルでちょっとフレンチなレシピが満載です。
“ラクしたい日こそ、少しフレンチな食卓”という新鮮な考えは、普段の献立やメニューに新しい風を吹かせてくれそう!
魔女に教わる自然に関する知恵
■魔女の12ヵ月 自然を尊び、知り尽くした魔女の「暮らし」と「知恵」|飯島都陽子
かつての魔女の暦を参考に、彼女たちの生活に思いを馳せて制作された本書。自然を尊び知り尽くした魔女の暮らしは、現代の私たちにもきっと新しい発見をくれるはず。
季節ごとのハーブ、手仕事、お茶時間、お祭りなど、日々のちょっとしたインスピレーションに、魔女の生き方を参考にしてみるのはいかがでしょうか?
自分にフィットする心地よさを探して
何気ない家事でも、小さな実験を日々繰り返していくことで自分にとって快適な方法が定まってくるものです。そして本は、そんな瞬間の「何かもっといい方法ないかな…」「こんなとき、みんなはどうしてるんだろう?」を解決してくれる救世主。お気に入りを一冊手元に置いて、時折開いてみてくださいね。